かろうじて巧妙な罠・・・・・
そやかて、草があんだけ生えてるとどっからが
水かわからへんわい!!(アホの言い訳)
・・・・・から岸辺へと戻った私を襲撃したのは
容赦の無い寒気であった!!(ドーン!!)




まさに降雪間近の2月の底冷えする京洛。タダでさえシャレにならんくらい寒い。
それが全身水浸しである。まさに「パンツまでぐっしょり」(一応音楽HPやから音楽
ネタね)状態。
私は即座に撤退を決意し、バイクへと水の入ったスニーカーをズボズボと鳴らしなが
ら走った。
その時、私は池の淵というより彼岸とこちら側の境界に立っていた。^^;



が、バイクで走り始めると、風が全身を更に
冷却してくれるのであった。風圧で喜ぶのは
初代仮面ライダー/風圧を変身ベルトに受け
へんと変身でけんかった13話まで/くらいで
あろうことを身をもって実感。
というより真剣気が遠くなるくらい冷たくなり
私は生命の危機を感じたのである。




「大学生、バイクで走行中、凍死。全身に水を被って夜中の道路を走行中の怪異。問われる
若者のモラル」
といったフォー●スにネタを与えるような三面記事的キャッチ・コピーが脳内をよぎる。
というかかなりヤバイ。まぢに死にそうや。このままやとわら天神の下宿までもたへん。
絶対死ぬ!!



と、そこで目に入ったのが派出所。国家権力の出先。住民に愛されるといいつつ、不祥事を
当時から行っていた市民の嫌われ者の巣窟。英語で言うとポリス・ボックスが目に入った。
税金を納める身としては(ホンマはまだねんけど)ここで一時暖を取っても差し支えないやろ、
というかもうかなりダメなため、私はバイクをスライド・ターン(嘘)させ、国家権力の走狗の巣へ
と飛び込んだのである。



幸運にも、中には中年の恰幅の良いお巡りさんがいた。が・・・・・・



「えらいすんません。ちょいと、水を被ってしもて
寒くて下宿まで持ちそうもないので、ここで
暖まっていってエエですか?」
と、全身水浸しの学生風のデカブツが午前3時
過ぎに駆け込んでくる。
常識的に考えると・・・・・・・・




1.過激派の被害者を装った襲撃

2.昔ここが池であった時(ホンマか、ヲイ)
  溺れ死んだ亡霊の訪問

3.池で心霊現象を見ようとして、誤って
  池ポチャ(・・・我ながらドアホやなあ・・(T_T))



何故か、このポリスメーンはどの可能性も想像がでけんかったようである。想像力が乏しい
ことこの上ない。(そうけ?)
私としては少々ストーブにでも当たって、冷えた身体を復活させ、速攻帰宅して暖まるいう
青写真であった。が、お巡りさんは私の肩を抱えるようにして奥の休憩室へ引っ張り込んだ。
「取り敢えず、着替えなアカンなあ。」と。
事情を説明しようとはしたが、兎にも角にもこの全身冷凍庫状態から脱出したかったので
黙って言われた通りに好意に甘えることにした。
彼は不自然なほど優しい笑顔でタオルと毛布を渡してくれ、トレーナーとジャージまで臨時に
貸してくれた。更に温かい珈琲まで振舞ってくれるいう、サアビスやから、やや悪い気がした。
兎に角、異様に優しく話し掛けてくれるので、かなりふれんどりいなおいちゃんやと想像した。



そして、私が取り敢えず、凍死の危機を免れたので、お礼を言うて、着替えて退散しようとしたら



「まあ、座りなさい。」
「いえ、もうかなり暖まったし、これくらいやったら
帰れますさかい、もう・・・・。」

「まあ、まあ、夜は長いんやから、さあ。」
「はあ」
「・・・・・なあ、君、●●君やったね。・・・・人生悪い
ことばっかやないよ。」

と、肩をポンと叩いてお説教を始めるお巡りさん。?????????
「はい〜〜〜?」
「まだ若いぢゃないか、これから良い事だって沢山
あるんやし、短気はアカンよ。」
「あの〜〜〜〜」
「悩みがあるんやったら、いつでも相談に乗ってあ
げるし、早まったことしたら親御さんが泣くで。」
「え〜と・・・・・・」
「いや、何も言わないでエエよ。ただ、辛いんやった
らここで吐き出しても・・・・・」

どうやら、彼は








4.自殺しようと入水したがヘタレで失敗した









と誤解して戴いてくださったようであった。(涙)







が、ここに至り
「いやあ〜、幽霊見よう思て、池に張り付いてたら
枯草に足突っ込んでひっくらかえっただけですわ。
わははは。」
と笑って誤魔化せようか?
・・・・真剣に人生を語る国家公務員。
この空気で
「ウソポーン。池におっこちちゃったよ〜ん。」
とおちゃらけたら・・・・・







1.愉快犯と誤認され逮捕、書類送検。
  人生お先真っ暗

2.切れたPoliceManにニューナンブで射殺される

3.人生説教に加え地獄の反省説教が増える






・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



全部嫌や〜〜〜〜〜!!!

被害妄想も甚だしいが1と3は十分ありえる・・・・・か?







よって、引きつった笑いを浮かべて適当に相槌
を打ちながら逃げるタイミングを待つ
これしかない!!!







が、しかし、夜は長かったのである!!!!






「いや、わしの若い頃も・・・・・・」
「いや、もうわかりましたので・・・・」
「失恋・友人関係・将来、不安はあるかもしれん!
だが、まだ幾らでも・・・・」
「ですんで、そろそろ・・・・・」
更にもうひとりの若いお巡りさん(♪も〜しもし、ベンチで囁くお二人さん♪・・・・古いわい)
も加わってツー・プラトーン・アタック!!






ル・マン並みの耐久説諭は空が明るくなるまで続い
たのであった。
飯まで食わしてもろたんは嬉しかったけど。








ちなみにカツ丼ではなくラーメン
やったけどね。(笑)




で、色々とお説教を拝聴しておると何か、自分が
ホンマに自殺未遂したように思えてくるんで
摩訶不思議やなあ・・・・・・。(単細胞)









一応、万が一のため、住所氏名を記入し、乾いた
服をつけ、派出所を退去する時、『人生は前途洋々
や!!』と希望に燃えていたりしたりした・・・・・。









何か、間違っている気がしなくも無かったが、貫徹してしもたんで、眠かったから寝た。
で、起きたら講義はすっぽかすわ、バイトは遅刻するわ、布団は泥臭くなるわで・・・・・。








人生なんてラララララララ〜♪








とすぐに宗旨を変えるフレキサブルな一面を披露したりしたのである。(コラ)










今回の教訓!!

1.夜中に池にはまるのはやめましょう。色々
  誤解を受けます。

2.警察ではカツ丼を取ってくれるいうの
  はウソです。(ヲイ)

3.池に落ちたらしっかり身体を洗いませう。
  部屋が泥臭くなります。

4.面白半分で心霊スポットへ行くとロクな目に
  遭いません。要注意。(何か違う)




以上!!!!!!


ちなみに、筆者は邦楽のフュージョン&ジャズは結構聴きます。
角松氏のヴォーカルアルバムは全く聴いたこともないですから、ようわからんですが、
このアルバムはシンセサイザーとビッグバンド系のホーンが名は体を表すように、
フュージョンしてコンテンポラリー・ジャズ系のアルバムになってます。
以上、レヴューでした・・・・・・・。






わああ、火炎瓶を投げるなあ〜〜!

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