ベストアルバムとは何ぞや?  

  ベスト・オブ・ベストというアルバムが誰にもあると思う。が、順位付けいうことになると、実際企画
 してお いて何やけど、非常に難しい思う。明日、聴くアルバムが生涯でベストになることやってある
 訳やし、今まで 最高やと感じてたアルバムが、一晩寝たら、どーもつまらんアルバムに思えることや
 って可能性はある。
  まあ、ここまで極端やないとしても、明日には気分でベストいうもんは流動的に変化するやろし、それ
 はそれで問題ない思う。そやからここでの皆さんが発表されたアルバムのベストは、投稿した瞬間のベ
 ストと考えればエエんとちゃうかな、って思う。まあ、そんなんでシリアスに考えず、お互いのベストをの
 たまうくらいの気 持ちでいれば良いのでは。いちおう管理人らしく纏める・・・纏まってへん・・。

MOTOさんが斬る?
(そやから自分にさん付けは止めい)

  ということになっていたのですが、実際斬るいうても折角投稿戴いたのにケチつけるんやったら、
  ストレス 溜まるだけになりそうやから、(命も惜しいし)ここはコメントと逝きます。
  ・・・ホンマはわしとの相性診断とかシンクロ率とか作ってましたが、泥沼カラムーチョになってまうん
  でやんぴにしました。ハードなプレイを(謎)期待された方、すんませんです。


1990年代を振り返って


  前置きが長いので読みたくない良い子の皆はここでベストの発表 こちらでベストの傾向と対策へジャンプ。
  得意の罵詈雑言が出ます。鑑賞に耐えん良識のある方は飛ばしませう。

  


  21世紀になった。ふと周りを見ても、人類は気軽に月旅行へは行けないし、テレビ電話も普及
 せず、 自動車は空を飛んでいない。鉄腕アトムも鉄人28号もいない。遊星爆弾が降ってきて地
 球は滅亡寸 前になってへんし、月の裏側にコロニー国家が完成し独立戦争を仕掛けてくる気配も
 当面なさそうで ある・・・・・・・・・。
  人類はホンマに進歩しとるんか、コラ、と思いたくなる。で、肝心の音楽はどうなっただろうか?

  1980年代半ば過ぎから、大流行したヘヴィ・メタル。が次第に猫も杓子もメタルのような市場を
 呈し始め、長髪&革パンツの「格好だけメタル」が大流行した。日本ではヘヴィでないのでLAライト
 メタルと呼んだもんやけど、アメリカではヘアスタイルだけメタルいう揶揄を込めて「Hair Metal」とか
 と名付けらたもんである。同時に始まったラップブーム。80年代後半のMTVはこの2つに占領された
 いうても過言やない思う。が、そうはいうてもまだまだリアル・アメリカンロック−80年代半ばまでチャ
 ートの上位を占めることの多かったロックンロールが生存する余地は残っていた。
  実際私はこの80年代後半から、次第にチャートに絶望し始める。どれもこれも皆同じやし、MTVで
 はグラサンかけた黒人が「ウッ・アッ」いうて踊ってるだけやったし。が、1990年に入り、シアトルから始
 まったグランジ・ファッション(襤褸のような衣類を何枚も重ねる着方)の一環としてブレイクした
 「Grunge Rock。
  これは、どーやら憂鬱とか怒りを音楽で表現したらしいねんけど、どー考えても、ババタレ&ミジンコ
 以下の存在やった。メロディアスでおへんし。敢えてどのバンドが悪いんやあ!!とか言うつもりはない
 ねんけどこれに続く似非グランジいう音楽がチャートの全てを破壊してもーたんは間違いない。
  大体、日本で「グランジ」言われてるんは大半が後に出てきた「Alternative Heaviness」のこと。
  正式にはグランジファッションでロックを演奏するシアトル周辺のロックバンドをGrunge Rockという
 そうや。UCLAの芸術系の助教授に質問したんで多分合うとると思う。・・・もっとも、後にヘヴィネス
 系のロックとしてカテゴライズされるんやけどね。
  グランジから始まったロックムーヴメントは基本的に日本のリスナーには受け入れ難い音やったと思
 う。事際、日本人の基本的な嗜好に合致する、叙情性もメロディアスな哀愁も皆無であったし。
  ここで80年代からのリスナーはとある分岐に立たされた思う。

  
1.このまま、何とかグランジ・オルタナの音に慣れる。

  
2.こんなんほかして、我が道を行く。

  3.音楽から遠ざかる。


  実際、私の音楽仲間でも1を選択したのは極小数で、3を選んだのも、丁度社会人になる頃やいう
 ことで結構な数がおった。
  2を選ぶ場合、更に選択肢が分かれ、

  
「過去のアーティストを追うだけにする。(日本ではリリースしてくれそうな)」

  「80年代以前に回帰して、現在から離れる。」

  「新しい音を探す。」

  
  と、こないな分岐がありそうやった。上の2つがやはり大半を占めたようやと感じる。もはやアメリ
 カでは殆ど売れなくなったハード・ロックが未だ日本で売れるんは、まさにその類のファンの功績(?)
 やろし、爺い&大御所がコンスタントにリイシューされるんもそっちに傾倒したファンのたまもの(?)
 やと思う。
  「新しい音」を探したんは極少数やったろうなあ・・・・・・。
  ちなみに自分はインディに次第に傾倒していくが、これが新しい音かいうと、どっちかいうたら没進
 化的な音やし、どーも、ようわからん。話題休閑。
  そして、チャートは黒人と女性ヴォーカル、オルタナティヴが猛威を奮い、私の好きなアメリカンロック
 は例外はたまさかあるねんけど、殆ど売れなくなる。
  が、90年代も半ばを過ぎる頃から、ネットワークの発達によりチャートの細分化が進む。これにつれ
 て、インディペンダントがビジネスになる=チャート・インせんでもPRが可能・口コミならぬネットコミで、
 いう状況が訪れる。
  ここに至り、メジャーの音楽しか殆ど与えられんかった時代は急速に終焉に向かう、現在も向かって
 おると考えてとるけどね。
  現在は「聴き手が自分で音楽を選択」が可能な時代の幕開けやと思う。
  
  90年代という10年は、結局過渡期的な時代であったんかもしれない。音楽がコマーシャリズムを
 必須とした80年代から、メジャーであるとこが生き残りの必須であった80年代までの時代からの変
 革期。ロックスターは過去の遺物となり、リスナーと歌い手の距離が縮まっている。ロックンロールい
 うものが、夢の世界でなくなり、身近な存在まで堕ちたか、それとも聴き手が近づいたか。それはよく
 分からん。
  自分で期きたい音を開拓できる時代の幕開け、そう考えたいやね。そやないとやってれんし。



  取り敢えず、 
21世紀も好きな音楽聴い
  て好きなこというてから死にたい。

  要するに、これが言いたかった。・・・・今でも十分やっておるけど・・・・・・。
  

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