投稿して戴いた順番に上から掲載させて貰いました。
こちらでタイトル・スペリングで補完可能な部分は加筆訂正してあります。
順位を付けられなかった場合、投稿された順番に上から1位〜、と便宜上してあります。
2003年以外のリリース作には、年号をもらえなかった場合、リリース年を入れたかった
んですが、時間が無くて全部入れてません。、
補完投稿を希望します。つーか協力してください。(土下座)
投稿にリンクとか貼られた場合ですが、申し訳ないけど作業の手間を省くために全部カット
しました。
試聴したい場合は、BBSにて投稿された方に質問するなりして音源捜してください。


皆さんの 2001年のベストはこちらから。 2002年のベストはこちらから。




Ice Nineさん 2003年ベストアルバム

昨年度のベストテンです。

1.Dirt / Mark  Selby
ナッシュビルでソングライターとして有名なマーク・シェルビーのセカンド。
シンガーとしてもかなりなものです。

2.The  Resentments / The  Resentments
昨年もベスト10に入れたリゼントメンツのスタジオ録音アルバム。
このアルバムを簡単に手に入れることができないのが辛いです。

3.Rainy Day  Music / The  Jayhawks
古巣に戻っての7枚目。作り込みすぎて評判の悪かった前作より
(私は好きなのですけどね)
以前に戻った感じ。これでマーク・オルソンさえ戻ってくれれば…。

4.Stray  Dogs  / Rod  Picott
ロッド・ピコットのセカンド、某サイトで「ディラン」「スプリングステーン」の
正当な後継者と書いてましたが私もそう思います。

5.Somewhereville / Richard  Ferreira
リチャード・フェレーラのファースト、
バン・モリソン+ザ・バンドと書けば音が想像できると思います(^^;
でも、2枚目もこの調子だったら俺は買わないぞ。

6.Floating / Greg  Trooper
グレッグ・トロパーのファースト、リチャード・フェレーラも彼の作品を
取り上げてますので、活動歴は長いのかも。

7.Beneath This Gruff Exterior / John  Hiatt  &  The  Goners
メジャーレーベルからマイナー落ちしたジョン・ハイアットの最新作
おかげで国内盤も出ないみたい(^^;
口の悪い人がサニー・ランドレスのアルバムにジョンのボーカルが
付いてるみたいと言ったほどサニーが最初から最後まで弾きまくってます。

8.Out  Of  Mothballs / Dan  Baird
元ジョージア・サテライツにいたダン・ベアードのサード。
ファースト・セカンドのアウトテイクらしいですがそうは思えません。
ハードなロックン・ロールとキャッチーなメロディーで王道を走っております。

9.Soul  Journey / Gillian  Welch
ルシンダもキャサリン・エドワーズも良かったけれど昨年の女性ボーカル物はこれが
1番でした。カントリーミュージックなのにソウルフル。

10.Fate's  Right  Hand / Rodney  Crowell
ロドニー・クロゥエルの最新作、カントリーミュージック本流と思い聞かず嫌いで、
いましたが前作ヒューストン・キッドを聞き反省。

11.Mamble - Jamble / Roger  Tillison
30 年ぶりのセカンドアルバム(^^;
昨年の来日コンサートに行きましたが当日券にもかかわらず最前列(^^;
前半のソロパート、後半のラリーパパ・カーネギーママをバックにしたバンドパート、
どちらも楽しめました。

12.Sold  Out  at  the  Cinema / Randy  Weeks
ランディ・ウィークスのセカンド。

13.Number  by  Heart / Charles  Walker
60年代から活動してるチャールズ・ウオーカーの現在進行形のサザンソウル
イギリスのレーベルから出てるのが今のアメリカの音楽市場を反映してます。

14.Break  Your  Mother's  Heart / Tim  Easton
ジェフ・トゥディ抜きのウィルコが参加したファーストより断然良くなった
セカンドアルバム。

15.Official  Bootleg  Series  Vol. 8 - Live  Heilbronn
            Germany 12.12.2002 / Alejandro  Escovedo

現在C型肝炎で入院中の、アレハンドロ・エスコベドのドイツでのライブ。
ドイツのレーベル、ブルーローズがオフィシャル・ブートレッグとして出した2枚組み。
早く良くなって新作を出してほしいものです。

16.Born  To  Be  Blue / Tony  Price
Juke Joint Madonna トニの最新作過去のアルバムはリンクしてるCD Unverseより
聞くことが出来ます。

17.Delicious / Duane  Jarvis
今はナッシュビルをベースに活動してるディアン・ジャービスのサード。
シンガーというよりはジョン・プラインやドゥワイト・ヨーカムの、
ギタリストとしてのほうが有名ですが、唄も味があつて好きです。

今年も良い音と出会いたいものです。


紺屋さん 2003年ベストアルバム

サイトの性格を考えてヘヴィ系は除外しました。順不同ですので、
アルファベット順に並べてあります。

1.The Art Of Losing / American Hi-Fi
今年のアルバムタイトル大賞。1stよりハードになったけど、メロディは変わら
ずに充実した傑作です。ここまでカッコイイものを作ったのに契約を切られて
しまいました。残念。

2.Eyes Adrift / Eyes Adrift (02)
元MEAT PUPPETSのカート・カークウッド、元NIRVANAのクリス・ノヴォゼリックら
で結成されたバンドの1st。MEAT PUPPETSファンには たまらない荒涼とした
アメリカンロックをやっています。でも全然売れなかったみたいです。結局クリスは
音楽界引退しちゃいました。バンドがどうなっているかは知りません。

3.Drunken Lullabies / Flogging Molly (02)
元Fastwayのデイブ・キング率いるPogues直系アイリッシュ・パンクバンドの2nd。カ
ントリーをケルト音楽に置き換えたJason & Scorchersって感じです。とにかく合
唱必至の熱いアルバム。

4.Rainyday Music / The Jayhawks
ファンが望むシンプルなフォークロックに戻ったアルバム。僕は「Smile」支持派
ですが、これを聴いて、やっぱり本領はこの路線だろうなぁ、と 実感しました。
“Tailspin”はニック・ホーンビーも好きらしいです。

5.Everybody Loves A Winner / Jeff Klein
オースティン出身の若手シンガーソングライターの1stフル。今年もっとも衝撃
を受けたアルバムの一つです。
「一段とやさぐれたライアン・アダムス」、 「Dinosaur JR meets ポール・ウェス
タバーグ」でピンと来る人は是非。

6.How The West Was Won / Led Zeppelin
問答無用のかっこよさ誇るライヴアルバム。やっぱりボンゾのドラムは凄すぎます。

7.My Baby Don’t Tolerate / Lyle Lovett
久々のオリジナルアルバムですが、ちゃんと彼らしいアルバムに仕上がってまし
た。しっかりとしたカントリーをやっているのに、 「人を喰ったアルバム」と言いた
くなるのはなぜでしょう。

8.Rock N Roll / Ryan Adams
喧喧諤諤の議論を起こした気まぐれライアンのエレクトリック「ロックンロール」ア
ルバム。僕は支持します。

9.The Thorns / The Thorns
聴いているとほのぼのしてくるアルバム。マシュー・スウィートにはもはや何も期
待していなかっただけに、初めて聴いた時にはビックリしました。

10.Hand Over Your Loved Ones / Wheatus
前作がイギリスでヒットしたアメリカのポップバンドの2nd。前作を遥かに超えた
出来で大満足。

次点 Wind / Warren Zevon
    R.I.P. ウォーレン。


HIDE-Aさん 2003年ベストアルバム

迷いましたが、まとまらなくなるので今回は2003年リリース物に限定しました。

1.You Don't Know What You're In For / Worry Stones
1〜4位はこのバンドに出会えたのが奇跡としか言いようがありません。
特にWSはすべてが完璧です。

2.Saddest Day Of The Year / X-Rated Cowboys
ルーツ、ポップ、ロックのバランスが申し分なし!!

3.What's The Juice I'm On / Diamond Dogs
北欧をなめてました。正に現代のfaces!!

4.60 Cycle Hum / Steel Rodeo
この疾走感!これがロックだ〜!

5.Full Tilt & Swing / Walter Clevenger & The Daily Kings
以前から好きなんですがtwangyなR&Rがたまらんす!

6.Black Bird On A Lonely Wire / Will Hoge
かっこえーなー。でもメジャーで次のアルバムが出るのか心配だ・・・

7.Rainy Day Music / The Jayhawks
期待してなかっただけに、予想以上に良かったす。markがいれば、と思いますが
やっぱこの音には弱い。

8.Chasing Daylight / Sister Hazel
メジャー時代よりもスケールアップ!マイナー落ちなのに音は格上げですな。

9.Welcome Interstate Managers / Fountains Of Wayne
最近はパワポに魅力を感じなくなってきましたが、これは別格なんで。

10.Running Horse / Poco (02)
車で聴くのはこれでキマリ。ウェストコーストをドライヴしてる気分になれます。

11.John NcMullan / John McMullan
パワポのコンピでいつも気になってた人の初アルバム。とにかく曲がいいです。
後半ダレますが。

12.The Thorns / The Thorns
ボーナスディスクのアコースティックバージョンの方がよかったです。jayhawksの
最近のライヴで"blue"を共演したとか。

13.Deliverance / You Am I
ほとんどミーハーなんす。相変わらず下品なR&Rが最高です。

14.Beneath This Gruff Exterior / John  Hiatt  &  The  Goners
大好きなsonnyとjohnの双頭盤ですな。sonnyのソロは最近ブルース色が強いので
うれしいですね。

15. The Wild Horse / Chiris Von Sneidern
私のパワポ筆おろしはこの人から始まりました。初期3作は名作、その後は平凡作が
続いたんですが、久々にいいアルバムです。

16. About Time / Steve Winwood
なんと2枚組で再発されるらしいですね、ライヴ4曲追加とか。
POP路線にはもう戻らないんでしょうが、枯れたわけではないんで安心しました。

17. Loneliness Knows My Name / Patrick Park
珍しくタイトル買いをしましたが、SSWものとしては2003ではダントツです。

18. The Wind / Warren Zevon
最後の力を振絞った渾身の最終作。合掌&祝グラミー!

19. Absolution / Muse
こんなのも好きなんす。過剰なまでのドラマティックさに痺れるな〜。

20. Get Born / Jet
なんちゃってR&Rバンドだと思ったら、これが結構かっこよかったりして。
スローナンバーも泣かせます!


斎藤さん 2003年ベストアルバム

買ったもの、聴いたものについて、昨年7月からその印象を日記としてつける
ことにました。
これでなんとかダブリ買を防止しようという腹です。
そこで、その日記を改めて読み返し、これがベスト物と思ったものをピックアッ
プしました。日記は、「聴盤日記」と「購入日記」に分けています。
「聴盤日記」には、過去に個人輸入で購入済みで未聴となっているものを順番
に聴いた日記です。まだ2000年〜2002年購入分がメインです。たまに2002年
ものも出てきます。
「購入日記」の方は、国内の店頭で購入したものを聴いた日記です。国内購入
物は買った週には全て聴き終えてますので、これが本当の2003年ものです。

振り返ってみたら、昨年7月からの半年で、「聴盤日記」の対象数は約400枚、
「購入日記」の対象数は約250枚でした。
「購入」の中には、当然、昨年購入の個人輸入物は一枚も入っていません。
早く聴きたいのですが、聴く順番が回らずに困っています。2001年ものまで聴く
のが精一杯でした。まだ聴き切れていません。

そんな事情で、ベスト物は、「聴盤」物と「購入」物からそれぞれベスト20で選出
しました。ベスト10でなくて済みません。
2003年のベスト20と、2002年以前のベスト20と考えていただければと思います。
(2003年物には個人輸入物は入っていませんが)

※「聴盤」ベストは、時間が取れ次第、2002年ベストに掲載します。(By 管理人)

1.Tomorrow Shines Bright / Mike Martt
なんとなく、AORを思わせるジャケットであるが、置いてあったのが、オルタナ・カントリー
コーナー。なので、とりあえず購入。
結果は大正解。AOR臭など微塵も感じさせない、大人のルーツ・ロック。
Tom Petty を彷彿させるボーカルと演奏。Gurf Morlix,Will Sexton もゲスト参加。
今年のベスト物。タワー新宿で購入。

2.The Mavericks / The Mavericks
バンド名をそのままアルバムタイトルにしたということは、心機一転、一からの出直し、
生まれ 変わりを意味しているのだろうか。そして、その予感通りに、音は正に新生
Mavericks。カントリーバンドから卒業してしまった。
これまでの、伝統的なカントリーサウンドにポップな味付けをしたものとは大幅に異なっ
ている。 完全なポップアルバムである。カントリー臭といえるものすら感じさせない。
オールディーズ風味タップリのポップ・ロックである。もろラテン・ポップもあり、ルーツ・ロ
ックという範疇すら軽く飛び越えてしまった。
明るく張りのある演奏、懐かしさの感じられる甘いメロディー。甘いボーカルは Roy Orbison
張り。素晴らしい。ポップアルバムとして間違いなくベスト物。タワー新宿で購入。

3.Blackout / Dropkick Murphys
UKというよりアイルランドの男気パンク・ロックンロール!!
バグパイプの音もカッコ良い。ドライブ感、重量感も十分。 Oyster Band がパンキッシュ
になった感じとでも言おうか。
合間に入るアコースティックナンバーでも、マンドリンの綺麗な音とアコースティックギターの
アンサンブルが実に心地よく軽快。「癒し」ではなく、「励まし」に満ちた演奏。聴いて元気に
れるアルバム。ベスト物の一枚。レコファン渋谷ビームで購入。(なんせ、一番安い)

4.Sunday Best / Swinging Steaks
何も変わっていない。Gary Katsz プロデュースでメジャーデビューしたルーツロックバンド
であるが、あれから10年以上経っているのに、本当にあのメジャーデビュー盤と全く同じ
雰囲気にビックリ。少しはオルタナ・カントリーの洗礼を受けているかと思いきや、本当に
オルタナ度はゼロの清々しいネオ・ルーツ〜カントリー・ロックであった。10年は時代を間
違えているような作品。でも最高に大好き。今年のベスト物の一枚。タワー新宿で購入。

5.El Destroyo / The Twistin' Tarantulas
確か二枚目のアルバム。ジャケットはハードロック調の変なSFマンガじみた物だが、内容
は軽快でパワフルなロカビリー〜ルーツィー・ロックンロールのオンパレード。
ハードなノリの合間にカントリーフレイバーのミドルテンポの曲を挟むなど、小技も冴える。
アメリカン・フレイバーたっぷりのロックアルバム。バーンホームズで購入。

6.Star City Baby / The Lackloves (02)
元 Blow Pops ということで期待大のパワー・ポップバンド。
Blow Pops よりもパワフルで、正当なギターバンド然とした演奏。
でも後半はもろ Blow Pops な甘いピュア・ギター・ポップがずらり。
気持ちの良いエレクトリック・アルペジオサウンドの洪水で見も心もとろけそう。
バーンホームズで購入。

7.Both Wheels Left The Ground / Pete Turland
野太いバリトンボイスのアメリカン・ロカビリー!!
オールディーズ風味も効いていて、心地よいアルバム。バーンホームズで購入。

8.What's In The Bag? / Marshall Crenshaw
御大待望の新作。
クレジット陣からも期待大。Eric Ambel,Gene Holder,Greg Leisz。
これで悪かったら、間違いなく地球はひっくり返る。やさしいメロディーとボーカル。
アコースティックな演奏。文句無し!!タワー渋谷で購入。

9.Rancho Relajo / The Let’s Go’s
スウェーデンのロックンロールバンド。出だしこそは、パンキッシュで疾走感溢れる
パワーポップであるが、直球勝負のメロディーは非常に気持ちよい。しかし、二曲目
以降は、完全に、オールドスタイルのロックンロール。
Rock Pile,Refreshments(Billy Bremner 関係の方)等の、いなたいパブ・バンドのシ
ンプル コードのロックンロールを、今風のざらついて厚みのあるギターにのせた演奏
をしている。そういう意味では Inmates,Pirates 辺りが演奏的には一番近いバンドかも
知れない。 いずれにせよ、シンプルで直球の気持ちのスカッとするロックンロール大会!!
バーンホームズで購入。

10.Nitro Burnin’ Funny Daddy / Brian Setzer
これまでのビッグバンド物から一転、トリオ編成でのシンプルなロックンロールに戻った。
いままでになかったようなR&Bベースのドス黒さを漂わせたロックンロールで、ブル
ージーさ満点の曲で幕開け。以降は、ブルージーさは影を潜め、ハードライヴィンなロッ
クンロール、のりの良い軽いタッチのカントリー、スローなR&B物等、アメリカンな曲が中心。
ロカビリーにくくられない、広い意味でのアメリカン・ルーツ・ロックアルバム。
ファーストソロのギターポップっぽい演奏も良かったけど、このルーツ色タップリ路線もOK。
渋谷レコファンビームで購入。

11.Railbenders
良い感じにやぼったい田舎のあんちゃん四人組。期待通りのカントリーベースのルーツ・
ロック。ギターにザラつきや歪み感はなく、オルタナ度は薄い。とにかく軽快でのりが良く、
土臭さも満点。完全に Beat Farmers タイプのバンド。
御茶ノ水ユニオンで中古で購入。
ただ、これが調べたら、Miles への注文対象になっていたのだ!!又ダブリ買いだ!!

12.Something’s Gonna Happen / Ronnie Spector
Be My Baby で有名なガールポップ Ronnets の Ronnie のソロミニアルバム。 前のは、
実に爽やかな Byrds 風なギターポップだったけど、今度のは全曲 Marshal Crenshawの
カバー。パワフルなギターをフィーチャーしたパワーポップに仕上がっている。
HMV渋谷で購入。

13.The Wind / Warren Zevon
ベテランシンガーソングライター新作。渋みと深みの心地よさ。でも重くないし、暗くない。
独特の味わい。ゲスト陣も豪華。メジャーからインディーまでの良質のアメリカン・ミュージ
ックの体現者ばかり。Dwight Yoakam、Jim Keltner、Tommy Shaw、Don Henley、
Bruce Springsteen、David Lindley、T-Bone Burnett、Mike Cambell、Tom Petty、
Emmylou Harris。
どうだ!!という感じ。でも、彼らの存在が全く感じられない。まあ、それほど Zevon色が
濃厚ということだろう。素晴らしい。レコファン渋谷ビームで購入。

14.Let’s Talk About The Good Things! / Pete & The Atomics
スペインのロカビリー〜ロックンロールレーベル El Toro からのアルバム。ロカビリーベ
ースのオールドスタイルのアメリカン・ロックンロール満載。Leroi Bros タイプのギターサ
ウンドで実に気持ちよい。バーンホームズで購入。

15.Barncore / The Load Levelers
これぞカウパンクともいうべき、ハードパンクサウンドにバンジョーやハーモニカがフィーチ
ャーされ、「カウ」の形容詞に偽り無し。曲調はカントリーなのに、このハードさ。楽しい。
タワー新宿で購入。

16.The Mindbending Sounds Of / The Chesterfield Kings
ベテランガレージ・ロックンロールバンドの新作。何作目になるだろう。実に息の長いバンド
である。激しいローファイなドロドロブルースや、もろにBeach Boys を意識したサーフポップ
をやったり実に楽しいバンドである。
今回は原点回帰したような痛快なロックンロールアルバム。プロデューサーに Little Steven
を向かえ、ワイルドにパワフルに迫る。傑作。バーンホームズで購入。 

17.Heart Reouble / Wanda Jackson
伝説的な女性ロカビリー歌手のなんと新作。御年65歳という年齢ながら、実にパワフルな
ルーツロックンロール、ロカビリーを、現在を代表するロックンローラ達のサポートを得て豪快
に披露している。Dave Alvin、Lee Rocker、Elvis Costello等がそのサポーター。
ルックス的には、もはやモンスターという表現がぴったりの風貌であるが、中にある若かりし
日の写真はとても同一人物とは思えないほどの妖艶な美女姿。
それにしても、Sonny Burgeous といい、彼女といい、アメリカの爺さん婆さんは生涯ロックン
ローラである人が多い。素晴らしい。タワー渋谷で購入。
 
18.The Illusion Of Excitement / Girl Trouble
いわゆるストーンズタイプという表現がぴったりの、黒っぽいガレージロックンロール。
骨太でパワフル。単にスピード感で一気に疾走してしまうというタイプではない。 Dr.Feelgood
やInMates等のドス黒さを持った大人のロックンロール。ガレージ特有のザラついたギターも良い。
バーンホームズで購入。

19.Cowslinger Delux / The Cowslingers
カウパンクバンドの2003新作。カイジャン風のコデーィオンもフィーチャー!ますます気持ちの
良いバンドに。バーンホームズで購入。

20.Divorcio / Julio Iglesias
ラストは、世紀のスーパースター、フリオ・イグレシアスの新譜!!初心に帰ったかのようなラ
テン歌謡バラードの真髄をたっぷりと聴かせてくれる傑作盤。アメリカナイズされたポップスと
は無縁の純粋ラテンポップ。素晴らしい。レコファン渋谷ビームで購入。


Toshiさん 2003年ベストアルバム

2003年リリースのアルバムからのみ選出しました。

1.You Don’t Know What You’re In For / Worry Stones
1〜3位はほぼ同点なんですが、Worry Stonesはライヴも観たしTimさんとも話せたん
でベストアルバムに選びました。ピアノの使い方のうまさとか、色々な要素がバラン
スよく共存しているアメリカン・ルーツロックの名盤。彼らのショーも昨年観た中で
はベストです。

2.60 Cycle Hum / Steel Rodeo
王道アメリカンロックのお手本のようなアルバムで、アップテンポな曲からバラード
まで捨て曲なし! 80年代John CougarやGeorgia Satellitesのファンだった自分と
してはこのアルバムは非常に嬉しいです。因みに前作「Treat」もお勧め。

3.Warmth & Beauty / Thad Cockrell
今年のベストカントリーアルバム。優しいヴォーカルとゆったりとした哀愁メロディーで
ハーモニカやペダルスティールの使い方も言うことなし。疲れを癒してくれるアルバム
です。あともう数曲アップテンポな曲が入ってメリハリが付けばベストアルバムだったん
ですが。

4.Saddest Day Of The Year / X-Rated Cowboys
前作「Honor Among Thieves」と比べてロック度が増して各段に良くなりました。こ
こで選んでいるインディーズバンドの中でもメジャーになるポテンシャルを持ったバ
ンドだと思うんですが、今は亡きMount Pilotの例もあるし・・・。

5.The Jealous Kind / Chris Knight
Dan Bairdプロデュースの三作目。小説のように引き込まれていくストーリーはまさ
に「フォーク」ソング。勿論ハートフェルトなメロディーや男気を感じるヴォーカル
は相変わらずで、派手さは無いんですが自分の理想に近い上質のアメリカーナです。

6.This Is Our North Dakota / No River City
アトランタをベースに活動しているフォーク / カントリーバンドによる初のフルレングス。
Neil YoungからWhiskeytownといった哀愁系オルタナ・カントリーの流れを組むバンド
として以前から期待していたんですが、予想以上に良いアルバムでした。

7.Decoration Day / Drive-By Truckers
「Southern Rock Opera」ではハード / へヴィーロック路線に傾いたDBTですが、今
作はレイドバックした自分好みのサザンロックになりました。一方ジャケの趣味やダー
クな歌詞は相変わらずで、確信犯的ルーラル・トラッシュ路線は健在です。

8.Out Of Mothballs / Dan Baird
アウトトラック集でもさすがDan Baird、レベルが高い!サテライズ・サウンドが健在な
のは嬉しいです。プロデューサーとしても活躍中で今のルーツロックシーンには欠かせ
ない存在になっており今年も目が離せません。

9.Kill The Messenger / The Indicators
パンク色の強い前作と比べてルーツ度が格段に増して正直驚きだったんですが、MOTO
さんのレビューを読んで納得。Twangyな曲も直球勝負の曲もアメロクの真骨頂を感じさせ
る好盤です。

10.Rainy Day Music / The Jayhawks
アルバムの出来としては「Tomorrow The Green Grass」には及ばないものの、以前の
青春カントリーロック路線に戻ったThe Jayhawks。後半が多少弱いのが残念ですが、
1~5辺りはさすがGary Lourisといった感じのジェイホ節の連続です。

11.Dumb Luck / The Brilliant Mistakes
NY/NJを中心に活動している鍵盤ロックバンドの2ndアルバム。60〜70’sソウル、
フォーク、英国ロック、アメロクなど様々な音をうまく消化しているバンドでとにか
くポップでキャッチーなメロディーが良いです。ピアノのAlanとベースのPaulが6曲
ずつ書いていますがアルバムとしてもよくまとまってます。

12.Who The Hell Is John Eddie? / John Eddie 
今年のカムバック賞はなんと言ってもこのJohn Eddie。 Lost Highwayからの(奇跡
的な?)復活ですが、その昔彼の追っかけをやっていた今のマネジャーの尽力による
ものが大きいとか。ボス風のフォークロックとミッドテンポのバーロックが中心の良盤で
すが、とにかく笑いと涙を誘う歌詞がやってくれます。

13.Beneath This Gruff Exterior / John Hiatt & The Goners
自分がオルカンに傾倒して以来どちらかというと聴かず嫌いだったJohn Hiattです
が、レビューを読んだ後じっくり聴いてみたら思いのほか良かったです。スワンプ・
ロック的な音の中にもポップなメロディーを忘れないところはさすが。

14.Wallace ’48 / The Hangdogs
NYCのラディカル・ホンキートンクバンド。前作同様ルーツロックとカントリーの二
本立てですが、Henry Wallaceを歌った「Wallace ‘48」や歌詞が笑える「Memo From
The Head Office」、「Early To Bed」辺りは左翼バンドの本領発揮です。


15.Place You Call Home / Radio Nationals
The Indicatorsと同様2ndで急成長を遂げたバンドRadio Nationals。ギターソロが
カッコいい曲が多いのと、昔のJay Farrarのようにロックの曲でもメロディーに適度
なレイドバック感やカントリーフレーバーがあるのが気に入ってます。

16.Thinking Out Loud / Cash Monies And The Jetsetter
バンド名からはまず想像できないカントリー / グラスロックバンド。バンジョーを
多用してますが、Dan Bairdがプロデューサーを引き受けるだけあってロックとルー
ツミュージックのバランスもうまく取れてます。New England出身のようですがDC以
北のバンドとは思えないほどサザンカントリーロックに仕上がってます。

17.Full Tilt & Swing / Walter Clevenger & The Dairy Kings
MOMで試聴した時はアメリカーナカントリーバンドだと思ってたんですが、ブリット
ポップの影響も見られてNot Lameにラインアップされているのもうなずけます。アプ
ローチは中々面白いので今後も期待したいバンドです。

18.Bridges Left To Burn / Paging Reymond
このサイトではおなじみのPaging Reymondのセカンド。MOTOさんのレビューを読んた
後お布施を兼ねて購入しました。(笑)前作の「Alibi」と拮抗するような曲は残念
ながらありませんでしたが、相変わらずの正統派ミッドウエスタン・ルーツロックです。

19.Blackbird On A Lonely Wire / Will Hoge
これもMOTOさんのレビューを読んで購入。どキャッチーなメロディーが少々アイド
ルっぽくてビミョーなところなんですが、まあ許容範囲内に収まっているかなと。こ
ういうロックベースのAAAバンドはもっとチャートで頑張ってもらいたいんですが・・・。

20.Blue Sky / Bottle Rockets
ここしばらくどうにもインパクトが足りなかったBottle Rocketsですが、得意の労働
者ソング「Lucky Break」やポスト9/11の空港が舞台のバラード「Baggage Claim」な
どは音的にも「Brooklyn Slide」時代を思い起こさせ良作です。ただ後半トーンダウ
ンするのが何とも残念。

21.  Under The Table & Above The Sun / Reckless Kelly

22.  World Without Tears / Lucinda Williams

23.  The Resentments / The Resentments

24.  Terroir Blues / Jay Farrar

25.  Strange Seasons / Nadine


rikuwayさん 2002年ベストアルバム

2003ベストです。
私はクリスチャンではありません!しかし、2003年はCCMにドップリと浸ってしまい
ました。このベスト20以下は殆んどがCCMです。私は基本的にメロウでないと好きく
ないタイプなので、一緒に唄える位が選抜条件です。

1.Chasing Daylight / Sister Hazel
捨て曲が1曲しかないです。私は2ndが実はダメだったので聴かず嫌いになっていまし
たが、試聴後に即、購入。彼らのようなアメロクバンドが2004年には出てきてほしいで
すね。

2.This Life / G.B Leighton
「SummerTime」最高!夏によく聴きました。スキンヘッドにしてからの彼の音が私好み
です。

3.Poor Mans Son / Franky Perez
この人は批判も多そうだったので書き込みしなかったのですが、オルタナじゃないと私は
思います。18曲は重たそうに感じますが、苦痛じゃなかった。12曲に凝縮してたら間違い
なくトップ。

4.Greatest Hits / Big Tent Revival
こちらはMOTOさんにお世話になりました。ベストを最初に購入してその後全て揃えたので
すが、これが一番良かった。今思えばこの辺から、より深いところへ入っていった気が・・・。

5.Shine / Dave Pahanish (00)
これまたCCMですが、声が好きですね。前作は少し地味だったのですが、メロディーセンス
は相変わらずこの作品も抜群。

6.You Dont Know What Youre in For / Worry Stones
前作を軽く上回ったと思います。ジャケットも私の携帯の待ち受けになってます。

7.Fields Of Grace / Big Daddy Weave
あぁ、これまた・・・。しかし、この人たちSister Hazelに近いものを感じます。
実はサックスが私はあまりうるさく鳴っているのが好きでないのですが、前作に比べ
ると抑えてあったので良かったです。

8.Right Where I Came In / Brendan Mckinney
唯一この中では濃い口Roots系。Radney Fosterに近いものを感じます。

9.2.am / Kevin Montgomery
この人やっぱりBossが好きなようでまたカバーしてます。
声は相変わらずいい声してます。

10.All About Love / Steven Curtis Chapman (02)
安定していますね。さすがCCMの大御所。

11.Chariot / Gavin DeGraw
今後期待できるピアノマン。何時の間にか日本盤も発売されて(遅すぎ)
ラジオでもよく耳にするようになりました。

12.Red Sky Recovery / Oval Opus
前作を超えました。アップテンポな曲とバラード曲のバランスが良くなりました。
しかしジャケがイマイチ。

13.Shakig Off Monkeys / Reto Burrell (02)
1stのダークさが嘘のように爽快なRoots Rockをやってくれて感謝。

14.Honey And Sale / Jeff Black
暗い地味。しかし、熱くさせてくれる曲が数曲入っています。それに惚れました。

15.Under The Table And Above The Sun / Reckless Kelly
私にしてはかなり濃いなぁと感じる作品ですが文句無くカッコイイ。もう少しあっさ
りしてたら上位に食い込んでいました。

16.Thats The Juice Im On / Diamond Dogs
文句無くカッコイイ!

17.Real Life / Silers Bald
1曲目から最後まで安定しています。もう少しゆったりとしたバラードがあったら良かった。

18.This Kind / Scott Bomar (00)
Bomerよりもこっちの方が断然好き!Roots Pop

19.Not To Us / Chris Tomlin
この人の声はとても優しくて癒されます。

20.One / PC3
この人たちアレンジで相当損しています!それとイントロのコード進行が最悪!
懲りすぎ!アレンジはもっとシンプルに!折角いいメロディーを書いているのに勿体ナイ。
イントロと平メロが頓珍漢なのにサビでそれを解消してくれるのは狙っているのか?
この作品を私が再アレンジしたい!そうすればトップ3確実。

20.Roadwise / Steven McClintock
この人はかなり思い入れがあります。MOTOさんに紹介してもらってからゲットするま
でに一年くらい掛かったんじゃないかなぁ。私の好きな西海岸系。


YASさん 2003年ベストアルバム

随分偏ったベストかもしれません。3年ほど前でしたら、もう少しましなベストが組めた
かも知れません。最近アルト・カントリーも聴くべきものがないように思います。何か他
のものを探さなければ。では、ベストを

1.Freight  /  Teddy Morgan
前作も非常に良かったシンガー・ギタリスト・プロデューサー。僕の中では、バディ・ミラー、
ガーフ・モーリックス、ボ・ラムゼイに続く人。音はチープになったが、それもまた良し。

2.Floating / Greg  Trooper
前作と同じプロデューサーなのに随分音が違う。今回はどっしり腰の据わった感じ。
こういうソウルフルなのには弱いなあ。傑作。

3.You’ve Never Seen Everything / Bruce Cockburn
ここから3作は超ベテランのシンガー・ソングライターが続く。ブルース・コバーンの最近の
充実ぶりにはただ驚くばかり。見てみたい。

4.Greendale  /  Neil Young
この人は昨年ようやく見れた。そのため、この順位はオマケ。高校生のときに、名盤のソロ
2作目を米盤で買って以来30年以上立ってしまった。
歳をとるわけだ。

5.The Old Kit Bag  /  Richard Thompson
この人も相変わらず素晴らしい。今回は基本的にはギター、ベース、ドラムスのシンプルな
編成のため、ヴォーカル・ギターが十分に堪能できる。昨年は、本人のウェヴ・サイトからの
ライブ盤やフェアポートのリイシューなど、この人を随分聞いたなあ。

6.Shine  /  Daniel Lanois
名プロデューサーの最新作。基本はルーツ・ミュージックだが、さすがに独特の音空間を構
築している。ソングライターとしても一流。

7.Soul  Journey / Gillian  Welch
4作目。一番できが悪いかなと思っていたが、結局よく聞いている。
3作目の凄さには及ばないものの、これまた傑作か。久しぶりのバンド編成でうたが聞ける。

8.Rainy Day Music / The Jayhawks
前作が好きになれなくて、ジェイホークスもこれまでかと思っていた。そのためなかなか買
えず、結局ボーナス・ディスク付を買い逃してしまった。前半は非常に良いのだが、後半だ
れる。ソング・ライティングはゲイリー・ルイスだけでいい。

9.Fate's  Right  Hand / Rodney  Crowell
昨年は全体に低調だった。これはという新人にめぐりあえず、ベテランばかり選んでいる。
前作に比べると落ちるが、他にランクインするものがない。

10.Oh Mercy  / Bob Dylan (89)
SACDプレイヤーを買ったので、ボブ・ディランのSACDボックスセットを購入。「Oh Mercy」
は昨年になって初めて聞いた。ダニエル・ラノアの手腕が冴えるが、それに答えるディラン
も凄い。ディランの数多い作品でもトップクラスの傑作。リイシューのため順位は末尾に。


※YAS21氏とは違う方です。親分は5K以上のCD代金を未納の上、行方不明。(By 管理人)


ユウスケさん 2003年ベストアルバム


1.Chasing Daylight / Sister Hazel
『開放,解放,快報』感があって気持ち良過ぎです。
それらを味あわせてくれる要素の一つであるコーラスハーモニーも最高です。

2.You Dont Know What Youre in For / Worry Stones
2003年は私の人生も『TURN AROUND』の人生でした。

3.60 Cycle Hum / Steel Rodeo
カントリー,ブルース,フォーク全部飲み込んで、こんなロックンロールな『う○こ』
をだしてみたい。

4.Rock And Roll Party / Virgina  Coaliton
『面白かったり、真面目だったり』, 『ださかったり、かっこよかったり』、
『土臭かったり、爽やかだったり』と掴み所が無い所がいい感じです。

5.O’Cracker Where Art Thou ? / Cracker
和みの一枚。

6.Victrola For Sale / Wheelhorse
ロックナンバーのスライドやヴォーカル等はかっこ良いですけどスローナンバーが…。

7.Blackbird On A Lonely Wire / Will Hoge
ダンベアードからの巣立ち一発目は中々でした。

8.Rainy Day Music / The Jayhawks
曲多すぎるぞ〜。

9.Break  Your  Mother's  Heart / Tim  Easton
ロックナンバーとアコースティックナンバーをバランス良く配置してくれ〜。

10.Love Ain’t A Cliche / Dan Israel And The Cultivators
和みの一枚Part2。


MOTO(管理人) 2003年ベストアルバム

2003年は、秋口にDan Baird教えてクソ集中事件があり、やる気と聴く気力が大減退。
この為、後半購入ペースがスローダウンし、合計300枚程度の購入になりました。
ここ数年では最も少ない。
やる気の減少は更新頻度の急落に繋がり、2004年まで尾を引きました。やっとやる気が
復活した頃になると、阿保みたいに仕事が忙しくなってしまったので、更に更新が出来なく
なってしまいました。今後、当面忙しさは継続。何処まで聴き込める生活が送れるか、正直
分かりません。
今の所、CDを買うペースも月20枚以下に落ちてます。
と、それはそれとして、2003年ベスト。我ながら思うのは、やはりヴェテラン爺いの渋い音より
元気の良いロックンロールが相変わらず好き好き大好き、という嗜好は健在。
全体としてはそれなりに収穫のあった年だったとは思います。
10位以下は混戦。その日の気分で40位〜50位くらいまでのアルバムとコロコロ順番は入れ替
わりますね。
上位を含め、ベスト入りの音源を殆ど紹介レヴューしてないのが心苦しくはありますけど。
…しかし、来年はベスト企画自体出来ない予感が…。初めて参加者が10人を切ってしまった
のも寂しい限りです。


1.You Don’t Know What You’re In For / Worry Stones
鍵盤入りのルーツロックバンドとして、最高の仕事をしてくれた。文句無しでトップ。
前作の素朴なAlt-Countryも良かったですけど、ロックンロール大増量に感激。
是非、ライヴを観てみたい筆頭のバンド。

2.60 Cycle Hum / Steel Rodeo
7年近い沈黙を破り、クリアな録音と共に復活。曲やアレンジとしての平均点は、前作
「Treat」の方が高いと思う。ややロックンロール度は落ちたが、Eddie Sevilleのヴォーカル
の熟成はポスト・ダン・ベアードという貫禄がある。次はもっと速くアルバム出して欲しい。

3.Saddest Day Of The Year / X-Rated Cowboys
デビュー作のカントリーロックから、ルーツロックバンドへ大躍進。鍵盤の使い方も相変わら
ず巧みだ。Dan Bairdのプロデュースが見事に的中した1枚。次は更にカントリー的な曲を
減らしてロックへ一直線だ。

4.Based On A Blue Story / Red Guitar 
何の変哲も無い、ルーツロックバンドだけれど、ジワジワと効いてくる。メロディは#2がちょっと
ブルージーで、あまりにも出来の良い#1と格差があるのが一番の失敗。この構成を変えるだけ
でもっと凄いアルバムになったと思う。

5.Rattlesnake Law / Scarecrows
かなりヒットした3枚目「Crowman」を大きく凌駕した4作目。これまでかなりカントリー寄りだった
サウンドのバランスが、カントリー・ポップ・ロックと綺麗に横並びになった。これによって実に
良質なカントリーロックアルバムに。やはり北欧侮り難し。

6.What's The Juice I'm On / Diamond Dogs
個人的な好みならトップ5入りしているのだが、新曲 + 廃盤になったミニアルバムの音源
中心という構成が微妙に「新譜」の定義から外れていそうなので、この順位。毎回北欧から
新譜を買っている阿保の管理人以外のリスナーには新譜として通用するだろうが。(苦笑)

7.Chasing Daylight / Sister Hazel
最初は凄く良かったが、ドライヴをしながら聴くと、やはり「華」となるシングル曲の欠如が
痛恨である事が浮き彫りになってしまう。『All For You』、『Thank You』クラスの曲が欲
しかった。また、折角インディ落ちしたのだから、いい加減もう少しオルタナから離れよう。

8.State Of Grace / Redneck Rolemodels
粗悪なCD-Rには敢えて目を瞑ろう。西海岸のバンドなのに、東海岸のルーツバンドが持つ
ハードドライヴンなエッジと、南部バンドの泥臭さを兼ね備えるルーツロックンロールが良い。
後は録音のレヴェルやアレンジが向上すれば最高になるだろう。

9....Good For The Soul / High Eight
7曲はあまりにも少ない。一昔前のTOP40的なポップメロディと、ブルース、カントリー、サザン
というルーラルな要素が非常に良好に結合している。最近は15曲を越える冗長なアルバムに
嫌気が刺すが、このアルバムは10曲以上欲しかった。手に入り難いのが難点だ。

10.A Better Life / Remedy Motel
非常にオーソドックスな、Ait-Countryバンド。メロディがとてもキャッチーであるのが特徴といえ
ば特徴だろうか。楽器のチョイスも、ヴォーカルも、アンサンブルも特筆して際立っている面はな
いのだが、何故か聴く回数が多かったアルバム。

11.Kill The Messenger / The Indicators
ファーストのクランチーなパンクアルバムから本格ルーツロックバンドへ踏み出した記念すべき
2作目。まだまだハードパンクな顔を残しているが、Michael本来のカントリーやルーツ的な作風
が目立つようになった。2枚ライターとヴォーカル制も上手く機能している。

12.Rain , Trains And The Lord Almighty / Net Van Go
最近、「MOMに入荷した、スゲエだろう。」という大ニュースをバンドから貰い、思わず涙してしま
いそうになってしまった。ピアノを中心とした実にホンキィでクラシカルなロックユニット。
プレスCDで完全に新譜を発売した甲斐があり、注目度が上がっているのは重畳。

13.Blackbird On A Lonely Wire / Will Hoge
Dan Bairdと袂を分かち、何とメジャー契約。メジャーはかくあれ、という筋書きに従うように、
ソウルやサザンの濃いシンガーの表情を極力押さえ、ポップロックのシンガーとしてのメロデ
ィを売りにした作風は個人的にマル。が、次はインディに落ちるだろうなあ…。

14.Freakin Eureka / Dipsomaniacs
ファーストの方が元気でキャッチーだったが、この2ndも決して悪くない。2分以内で終了する
パンクライクな曲が殆ど無くなり、成長が見られる。まだオルタナティヴ的な硬質な面が見られる
けれど、こういうタイプの非カントリーなロックバンドは好みだ。

15.Far From The Current / Willamenia
ピアノを始めとして、各種ルーツ楽器を巧みに使い分け、地味ながら味わいのあるルーツポップ・
ロックを聴かせてくれるバンド。問題は録音の悪さ。これはちょっと酷い。このビットレートでは
ロックのダイナミズムが表現し辛いと思う。

16.Tales Of A Scorpio / Ove Wulff 
元Enzendohのヴォーカリストが放つ、ソロアルバム。バンド時代とはかなり声が変わってしまい、
ややパンチ力が無くなってしまったようにも思えるが、サウンド自体は本格派ルーツロックで極上
の出来だ。

17.Right Where I Came In / Brendan McKinney
かなりアッケラカランとした陽性カントリーロックアルバム。泥臭さよりも乾燥した土の匂いが漂う
気持ち良さが宜しい。鍵盤の使い方がかなり上手であるのはちょっと意外だったりもした。中古
5ドルではかなりの拾い物だった。

18.Out Of Mothball / Dan Baird
前半は最高なのだけれども、後半のいかにもアウトテイク、という未完成のハードナンバーが玉に
瑕となってしまっている。しかし、彼の声を聴けるというのは何を差し置いても嬉しいものだ。
パートナーのTerry Andersonのポップな曲を書く才能も光っている。

19.Every Day Is Better Than The Next / Porchsleeper
ちょっと下世話過ぎるタテノリAAA的な演奏。これが評価の分かれ目になりそうなバンドだ。ルーツ
ロックと言うよりもルーツパンク、オルタナティヴ・ルーツと云う性格が強いかもしれない。後は2分
台の曲を減らして演奏テクニックを磨いてからが勝負になるだろう。

20.Place You Call Home / Radio National
西海岸的なカントリーロックバンドという感じが強かった1作目と比較すると、随分パワフルなギター
ルーツバンドに変貌したのには吃驚。メロディメイキングにも成長が見られる。問題はキーボードレス
というストリップダウンのし過ぎ。もう少しサウンドに膨らみがあった方が良い。

21.Red Light Fever / Jackson Rohm
アクースティックなルーツ系サウンド → モダンロックとルーツサウンドの中間 → そしてエレクト
リックとブルースとアクースティックが絡まった3作目。本格的にルーツサウンドへ歩みを始めている。
やっとこの段階まで登ってきたので、次の4作目に注目したい。

22.Strange Season / Nadine
アンビエント一筋に染まっていた前作よりも、個人的に最高傑作と思っている2枚目に近い作風まで
戻してきた。メンバーにキーボーディストが不在なのに、実に鍵盤を積極的に活用している点がユニ
ークというか何と言うか。少しルーツ的なアーシーさが足りないか。

23.This Life / GB Leighton
初めてのレーベル契約アルバムとなり、録音環境の向上は明白。しかし、R&Bやモダンサウンドにかな
り色気が出てしまい、Leighton本来のルーツロッカーとしての側面が薄れてしまったのが少々残念であ
ったりする。

24.Beneath This Gruff Exterior / John Hiatt & The Goners
「Slow Turning」の21世紀版。ギターはとても格好良いけど、個人的にはポップロックをより強調した
前作「Tiki Bar Is Open」の前半のノリでオヤヂには頑張って貰いたかった。少々渋過ぎるので、
これは今のメジャーでは売り出せないだろう。

25.Offerings 2 / Third Day
ハードオルタナティヴから本格的なサザンルーツバンドへ徐々に変貌を遂げているのは嬉しい限り。
まだまだ土臭さが足りないが、宗教バンドの共通項であるキャッチーなメロディはかなり進歩を遂げて
いる。メジャーチャートでこれ以降何処まで善戦するかは楽しみでもある。

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